ぽんぽんプログラム

プログラミングでゆるく生きたい。

「メッセージ」

結構ぼっち鑑賞が多くてですね、内容的にもSFだったので、あまり若い方いらっしゃらなかったです。2人で見に来てたのは一組だけ、男の子のグループでした。あとはみんなぼっち。なかなか珍しいですよ、私の住んでる地域で、ぼっち鑑賞組がグループを軽く超えるのは。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

男の子の2人組が見終わった後、「難しかった~…」って呟いてて激しく心で同意しときました。そうなんですよ、正直難しいです。もともとの原作は、

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あれ?なんでこんなリンクになるんだろう。まぁ、アマゾンをリンクさせてみたんですけど、テッド・チャンという方の「あなたの人生の物語」です。結構昔に出た本だったのですね。すごく絶賛されているレビューが多いので今度読んでみようかな。この本は短編集で、メッセージの原作もその中の一つでした。(短編集って読みやすくていいですよね!)

 

肝心の内容ですけど、そうなんです。難しいのです。だけど私はすごく好きでした。この映画は言語をとても大切にされていて、なんとなく伊藤計劃さんを緩やかにさわやかにした感じっていうんですかね。いや、ただ私が伊藤さんが好きなので全て伊藤さん絡みにしたいだけです、すみません。私はこの映画はアニメ化してもおもしろいんじゃないかなって思いました。映像もすごくきれいで、どこか非現実的な宇宙人との会話だとかそういうのが映えるんじゃないかなと。アニメの方がとっつきやすいストーリーでもあると思います。

 

「時間とは流れるものではない。」

最初全然意味が分かんなかったんですよ。でも過去―現在―未来、この構図が全てではないということです。この映画の中では過去や未来が交錯して、果たして今は過去なのか、未来なのか…過去と思っていたことが実は未来だったりするのです。ね?わかりづらいでしょう?笑 もうね、感想を思い浮かべるのもまた難しいんですよ。自分が感じたことを口にするのも難しい!=理解してないってことですかね…

 

正体不明のものと対峙するときって、仕方ないことかもしれないですけど、最初から疑ってかかるのは悪い癖ですね、私たち人間の。この映画の中でも、だんだんと世界的に宇宙人と真っ向勝負をして武力で撃退する方向に話が進んでいっていましたし、軍の中にもミッションではないのに勝手に爆弾を仕掛けて爆発させようとしていました。結局はそれが解決の糸口にはなるんですけど、もうちょっと違うやり方はないのかなと思います。強硬手段ではなく、分かり合える手段は必ずあるはずなので。今不安定な世の中ですけど、私たちはそういうやり方をそろそろ模索するべきなんじゃないかなと素人は考えるわけです。

今回の世界混乱は、話し合いの上で解決しました。いったい主人公が強硬派(中国)に何を言ったのかはわかりませんけど、ある言葉で中国は思いとどまり、そして世界が1つにまとまったのです。それをきっかけに宇宙人は消えてなくなりました。武器を使って人が死ななくても、解決できる方法が必ずあるんだということは、例え映画の中の絵空事だったとしても私たちは学ぶべきですね。

 

原作読んだらもうちょっとマシに理解できるのだろうか…てか本当にアニメで見てみたい。宇宙船の中とかすんごくきれいに描いてみてほしい…。