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「バーニングオーシャン」

ちょっと待ってください、落ち着いてください。いやいや、これが落ち着かずにおれましょうか。

バーニングオーシャン見ました?私見たのですよ!!!!私の地元では昨日がラストナイトだったのです。ですので満を持して行ってきました。夜オーシャン。まだ公開してるところもありますから行間あけておきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

会社員してるといろんなシガラミが毎日あります。特に中小企業などの下請けは大企業からの圧力、この中にはもちろんコストが最優先に上げられます。そしてそれに伴うのが品質。そして納期。大企業は当たり前の様に「品質が良く、価格が安く、そして即納」これを求めてくるんですね。そして言うんです。

「代わりの会社ならいくらでもいる。」

下請けはこの言葉に操られ、血を吐く思いで価格を下げ(ほぼ利益なし)、納期の為に残業をするんです。これが世界共通の下請けの実態です。

もちろんこれに中間業者が入ってくるなんてザラです。大企業と末端企業の間には在庫も持たず、ただ中継してマージンを取っている会社がゴロゴロいます。こいつらさえなければもっと値下げできるのにって思うんですけど。←

さてなんの話かと思うでしょうけど、バーニングオーシャンがまさしくこの状態です。BP社(ブリティッシュ・ペトロリアム)、彼らが原油採掘施設「ディープウォーター・ホライズン」を設置し、そこの管理をトランスオーシャン社がしていた。(これって記憶に新しいですよね?2010年に起った実際の原油施設事故でまさしく大惨事。当時はオイル膜が広範囲に広がって本当に海の生物が心配だった…)BPはイギリスの原油の会社です。そしてトランスオーシャンは現場。なかなか関係が難しいのであまりこういうのは言いたくないですけど、ホワイトカラーのBP社 VS ブルーカラーのトランスオーシャンって感じでしょうか。現場で働いているとこういうことはよくありますね。

ホワイト「工期が遅れている、さっさと進めろ。データ上は問題ない。」(パソコンとお友達。何よりも卓上のデータを信じる)

ブルー「いいや、何かがおかしい。安全を無下にすることはできない。ここは一度確認した方がいい。」(データよりも自分の経験を信じる)

これはどちらの意見も否定はできないんですよ。人間の手よりITなどの機械系を駆使した方が素早く、正確なデータを作成でき、大量の情報管理も楽です。誰がやっても同じ答えになるので穴が出来ません。片や、長年培われた経験はパソコンには絶対に捻出できないもの。色や臭い、感触で何かの異変を察知する。それは限られた人にしかできない、だから重宝される。しかしこれが疎まれることもあるのです。

私は製造の中でも鉄に関連した仕事をしているので、ホワイトかブルーかと言えばブルー系の会社で生活しているんですが、この映画の中だとやっぱり断然現場派です。工期が遅れて金がかかろうと、原油採掘など1歩間違えたら大惨事になるのは分かっているのだから、安全確認は2重にも3重にもかけた方がいい。これは現場の人間にしかわからないことだと思います。無駄だと思うことが一番大切なんですよ。

でもね、人間不思議なもので、たぶん私がBP側のホワイト立場にいたらですよ?その生活をしていたら「うっとしいわ!現場の奴ら!データでてんだからさっさと始めればいんだよ、ほんと頑固おやじ鬱陶しい!!!!!!」って絶対言ってますから!!

会社の現場管理者にはこの映画を観てほしいなと思いました。なんなら安全教育として上映してもいんじゃないかなと思う。観やすいし、現場で働いていたら共感できる部分が多々あって、もう胃がキリキリしますよ笑。上からの圧力、勝手な判断、逆に判断の遅れ、知識不足、報告の怠り、慢心、こういうものが積み重なって崩れた時に起る悲劇は想像を絶するものだということを再認識させられる映画でした。便利になってきた世の中ですけどデータが全てではなく、現場では必ず人間の五感で確認することも同時に必要です。慢心せずに毎日の仕事を一つ一つ丁寧にこなしていかないといけないですね。

 

最後に言っていいですか?またしても邦題がうんこすぎますよね?なんだ、バーニングオーシャンって!オーシャンがバーニングかい!そのままやないかい!!!原題は「Deepwater Horizon」です。あの施設の名前です!!!!それでいいやないか!!!!!