ぽんぽんプログラム

プログラミングでゆるく生きたい。

「虐殺器官」

初日から気合入れていきましたよ!!!

いや、ほんとに初めて。いつも公開初日なんて人多いし絶対こないし、むしろそこまで公開が楽しみではない。笑 いつの間にか公開されてて、あ、見に行こっかなと思うくらいだったのですが。

この虐殺器官はとてもとても楽しみにしていて、まずあの原作を2時間未満の短時間にどうまとめるのだろうと。そのまとめ方が気になる。そしてシーウィードや蛸の形状、クラヴィスたちの装備のビジュアル。などなど。本当に本当に楽しみにしていた。

会場入り前にパンフレットをもう買うwwまだ見てもないのにww

そしてついに映画が始まりました。R-15だという、アニメのくせにR-15。さっぱり想像ができません。では!!!いって参ります!!

 

※ネタバレしますので、以下お気を付けください。とはいってもここに来る人なんてほぼいないの思うのだけれど。

 

重たい内容の感想 

p-524yukinaga.hatenablog.com

 

観終わった後の感想言っていいですか?

「かっこいーーーーーーーー/////////////」

とにかくね、カッコイイ。前評判通り、戦闘がとにかくカッコイイ。アニメとCGがうまくMIXされていて、それはもうカッコイイ。クラヴィスの目線で敵(と言っときますね、今は)を撃っていくのが、むちゃくちゃカッコイイ。むっちゃ強いクラヴィスが何よりかっこいい。とにかくね、クラヴィスがかっこよすぎて辛い!!!!!本当にかっこいいのです!!!!(しつこい)

そうなんです。クラヴィスがかっこよすぎるんです。クラヴィスっていう人は確かにカッコイイんですよ。特殊部隊の大尉で最前線であり、最後の砦でもあり、順調に任務をこなす人なんです。そうなんですよ、表向きは。では裏クラヴィスは。マザコンと言ったら言葉が悪いですけど、母親を自分は殺したんじゃないのか、延命しなかった行為は母親を裏切ったのではないか、最大の親不孝をしたのではないか、好きでたまらなかった母親の目線もなんだか監視されていただけだったのではないか、自ら子供たちを殺して自分はなにも感じていないのか?その感じていない頭こそが地獄なのではないか。誰かに許してほしい、自分の愚行を許してほしい。死者が誰も許すことができないのであればルツィアに許してほしい。ルツィアなら自分を認めてくれるはずなのに…!ギャー!みたいな人なんですよ。簡単に言うと裏クラヴィスはとても繊細で中身が特殊部隊の大尉として実は全然成熟できていなかった。その結果があのラストな訳だったのです。原作読んだらクラヴィスなんて全くかっこよくないですよ。ぐちぐちぐちぐちうるさいよ、あんた!しつこいんだよ!って言ってやりたくなりますし、ウィリアムズ!うわああああクラヴィスてめぇ!!!!って銃弾ぶちこんでやりたくなるような人なんです。けどこの映画ではクラヴィスが終始かっこよかったですね、とてもとても。顔面大好物なので終始とても幸せだった。←

「どうして私は虐殺をはじめたんだ?」

その言葉でクラヴィスは精神を揺さぶられた。心が動かないはずの特殊部隊で一人針が限界を振り切り、これはクラヴィスではない、いつものクラヴィス大尉じゃない!!!!!!ドン!!!

ってめっちゃくちゃかっこよかったですね、あれ最高。アレックスの自殺より映画の展開の方が好きでした。そこからOPが始まって~ってまってめっちゃかっこいい。もうあれでゾクゾクですよ、ゾクゾク。

そうです、色々と改変されていた。だってクラヴィスが終始イケメンだったから。映画として、そして原作未読の人もどうぞ、としての完成度はとても高いと思う。もちろんあのような種類の話に疎い人であれば(主に私)原作未読で見たら、え、全然意味わかんない。虐殺器官?は?って感じになるんでしょうけど。原作派の私から見て、映画では原作クラヴィスの心変をもっと掘り下げてラストを飾ってもよかったんじゃないかと思いました。でも映画クラヴィスをあれだけのイケメン描写にするなら、原作ラストは以ての外。この映画のラストが最善だったと思うのです。(何様)

とにかくね、色々意見はあると思いますけど、本をまんま映画にするなんて何にどんな魔法をかけても無駄なんですよ。無理なんですよ。それを踏まえての映画化、アニメ化、実写化なのですから。私は虐殺器官が映画になってすごく楽しかったし、念願のシーウィードにも蛸にも会えて、水中遊泳モードとか最強にかっこよかったし、伊藤ワールド全開で終始楽しかったです。興味のない人にも見てほしい。そして読んでみても欲しい。

 

そしてここからは言語についてくどくどと語っていきましょうかね。私の考える言語とはです。

どうして人間にだけ言語が生まれたのでしょう。本当に不思議です。人間のコミュニケーションのツールである言語は、人間の器官であり、それによって人を幸せにも不幸にもできる器官なのです。人を虐殺できる器官。この辺の詳しいことは伊藤さんに聞いてくださいね。

でも本当に人間にだけ言語が生まれたのでしょうか?私の脳内はファンタジーなので猫科には猫科の言語。犬科には犬科の、それぞれ言語を持っているような気がしてならないのです。私たちが研究できないだけであって、本当はもっているんじゃないのかなと。彼らの世界には彼らそれぞれの言語があり、彼らの生活圏内ではその言語が使われている。そういうことを考えるとめちゃくちゃ面白くないですか?私たちが研究できるところまで達していない、そのレベルの言語を操っているとしたら。これは近未来とかの話ではないんですよ。例えば猫科や犬科にはスマホなどのテクノロジーは全くないけれど、それに代わりうる文化を持っていて、想像もできないような快適な生活をしていたとすると、そんなの理解できない。笑 でも住んでみたい。そんな不思議な世界。素晴らしい世界。最高ですね!そんなの!!ぼーっと生きているような動物たちですけどむちゃくちゃ違う意味でハイテクで人間なんかよりずいぶん快適な生活してるかと思ったらもう!!!!!

と、こんな意味不明な事を考えたりできるのが伊藤ワールド。私伊藤さんの世界大好きです。頭おかしくないとあんな本かけないですよ。ほんとに天才、そしてとても異次元な人。伊藤ワールドを映像にまでしてくれて、さらにはクラヴィスに命を吹き込んでくれたgenoスタジオの方たちにはほんとにお礼言いたいですね。ありがとうございました。すごく楽しかったです!

あまりに楽しかったのか、衝撃が強かったのかは分からないけど、今朝二度寝したときになんか虐殺器官のような夢をみてしまって、超恐ろしかったです。

あー、なんかもっかい見に行きたいなぁ…なんて。